マンションの構造(S造 VS RC造) - 2
RC造の良さ
RC造とは、鉄筋コンクリート造のことをいいます。鉄筋とコンクリートを併せ用いることで両方の長所を取り入れた構造になります。コンクリートは圧縮された力がかかるとその強度を発揮します。荷重はコンクリートが受け持っているといっても過言ではないでしょう。ただし、揺れなどにより引っ張る力にたいしては非常に脆く、この弱点を鉄筋が補っています。鉄筋は強度も強く、引っ張る力に対しても耐久力があり、その強度を発揮します。
遮音効率もよく、耐震性、耐火性といった住宅基礎性能にも優れています。またコストも抑えることができ、最近のマンションの主流になっています。
RC造で起きやすいトラブル
RC造には十分な養生期間が必要です。コンクリートは最初ドロドロの液体で、それを型枠に流し(打設)、時間をかけて固めていきます。コンクリートには、設計段階で配合計画というものがあり、ここでセメントや骨材、水の配合割合を決めます。
季節によって調整されますが、このようにして算出されたものを「コンクリート強度」と呼び、これがしっかりしていないマンションは危険といえます。賃貸マンションでこれを調べるのは困難ですが、知識として持っておくとよいでしょう。
最近ではコストを抑えることができるために「RC造一部S造」という、二つの構造体でできている建物も増えてきています。
しかし、これらの二つの構造は別々の揺れ方をするため各々がぶつかり、建物か階段が壊れる原因になり、注意が必要です。
これを防ぐため、遊びのスペースを作り、揺れによるしわ寄せを吸収させています。
このような構造のマンションは、マンションのどこがこれに当たるかを確認する必要があります。エキスパンション・ジョイントが多い物件は、構造計算上十部ですが、機能的な建物配置にしなければ意味がありません。予想もしない問題が起こる可能性があり、十分注意する必要があります。