耐震構造(耐震構造 VS 免震構造) - 2
免震構造の強さとは
「免震構造」とは、マンションとその基礎との間に免震システムを挿入し、地震の揺れを建物に伝えない工法のことです。
阪神大震災は家具の転倒による被害は甚大でした。こうした結果から、地震に対する建物の考え方が大きく変化し、そこで生まれたのが免震構造です。このシステムには3つの特徴があります。
縦揺れへの対応:
横揺れに対する装置のため、縦揺れに対して装置が外れる危険性が懸念されがちですが、引き抜き防止装置が設置されているため、こうした事態にも対応できるようになっています。
転がり免震支承:
建物と基礎に設置された受け皿になる部分で、この間にあるボール状の支承を受ける仕組みになっています。
油圧ダンバー:
過大な揺れに対して、その振れ幅を制御する装置。
こうした免震システムが設置されることで、地震による家具転倒でも犠牲は少なくなりました。
ただ、建物が前後左右に揺れるため、そのリスクも存在しています。また、軟弱な地盤に対しては向いておらず、すべてにおいて優れているとは言い切れません。
免震構造の今後
従来の耐震構造に比べ、免震構造ではコスト面で数百万単位の工事費が加算されます。こうしたコスト面を考えると、この工法が完全に普及されるにはまだまだハードルが高いと言えます。
しかし日本は地震大国、このようなすぐれた工法をいかにコストを抑えて施工するかが住民の安全性にかかわってくると言えそうです。